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zoom RSS 平成26年 印象に残った症例その2 − 強い足底感覚麻痺のモートン病 −

<<   作成日時 : 2014/12/31 17:56   >>

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 今、中高年の間で密かなブームになっているオートバイ。その趣味が高じて、バイクにまたがり世界一周をされた老紳士が、帰国後に左足の裏が痛く、やがて痺れから感覚がなくなって、困り果てて受診されました。
 感覚がないのは、足の裏の中趾から小趾にかけてで、特に趾先の方に感覚がないようです。

 前日のブログのとおり腰を動かしたり神経反射を診たりして異常がないので、腰椎に由来する感覚障害ではないようです。 足の裏を触ってあまり感覚がないとおっしゃいますが、足の趾を動かしてもらうとちゃんと動きますので運動障害(運動麻痺)はありません。

 どうやら末梢神経性の知覚神経麻痺だなと思い、疑ったのはモートン病です。

 モートン病は、主に足の第3〜4趾で神経を絞扼(締めつけること)し、痛みや麻痺を生じさせるもので、その部位を叩くと放散する痛みを感じることがありますが、この方は軽く押しただけでも痛みます。よくこんなに痛いのに、今まで気がつかなかったのかなと思うぐらいです。

 上の写真は右足を上から見たもので、印のところがよく痛むところです。

 モートン病とわかったら、そんなに治療は難しくありません。
 当院での鍼治療と併せご自宅でも痛いところに簡易的なお灸を続けていただいたところ、1週間以内にはほぼ感覚障害はなくなり、もちろん足の第3〜4趾のところも反応が出なくなりました。

 モートン病は、よく中年の女性に多いといわれており、実際に鍼灸院に来院される方も中年の女性の方がほとんどです。この方はバイクに乗ってギアチェンジしたり、悪路走行の振動で足に負担がかかったのでしょう。また、男性だったこともあって、経過がよかったのだと思います。

 男女差によって発症する病気の種類や症状の出方が違うことがありますが、このことを性差医療といいます。男性でも、強い症状を来すモートン病もあるのだなと思いました。


 新年は、4日から診療を始めます。
 来年も多くの方を診させていただき、地域に役立つ鍼灸院であり続けたいと思っています。



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