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zoom RSS ロハスな休日 − 雪村の呂洞賓図に見る太極の陰陽感

<<   作成日時 : 2017/05/07 22:23   >>

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 今日で今年の5月の大型連休は最終日となりました。
 連休中は治療院のプチリフォームなどして過ごしました。力仕事が多かったので、ちょっと筋肉痛が残っています。
 ようやく自分の時間として休日がとれたので、上野の東京藝術大学大学美術館で開催されている『雪村展』に行ってきました。写真は、東京藝術大学大学美術館の入り口あった看板です。



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 上野公園にある銅像といえば西郷隆盛が有名ですが、あまり知られていませんが、我が故郷の野口英世の銅像もあります。
 雪村は野口英世の出身地の会津に所縁のある戦国時代の画僧で、正式には雪村周継といいます。



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 晩年は福島県の三春町に移り住み、このブログでも雪村庵に咲く雪村桜を紹介したことがあります
 今から15年ほど前に、地元の福島県立美術館で雪村展が開催されましたが見逃してしまい、ようやく鑑賞する機会が得られました。



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 上の写真は仙人をモチーフとして描かれた有名なものです。龍の頭に乗り、もう一方の龍を眺めるは呂洞賓という仙人とされています。
 雪村は奇想の画家なので、絵の意味についてはいろいろと解釈がされているようですが、個人的には陰陽の太極図に通じるものを感じています。
 足下にいる龍は陰の龍で、見上げる龍は陽の龍に感じます。
 呂洞賓が瓶の蓋を開け、その瓶の中から小龍を天に昇らせますが、これが陽中陰(陽の中の陰)と陰中陽(陰の中の陽)となり、陰極まれば陽となり陽極まれば陰となる、そうした陰陽のバランスを呂洞賓がおこなっているように見えるのです。

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 雪村より後世になりますが、“気”を描こうとした画家がいます。円山応挙です。上の右側の絵は、鯉が滝を昇る時の気を描いたとされています。


 呂洞賓の絵では右から左に風が吹いていますが、髭は吹く風とは逆にまっすぐに伸びています。吹く風にしたがえば髭は顔にかかるはずです。雪村の描くまっすぐな髭は、呂洞賓から発せられる強い気が表現されているのではないかと感じます。呂洞賓の発する気によって、天地の気のバランスが整う様を感じます。
 東洋医学に身を置く鍼灸師的な視点です。

 また近いうちに三春の雪村庵を尋ねたいと思うようになりました。



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ロハスな休日 −三春と雪村庵の桜めぐり−


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