テーマ:臨床

平成30年 印象に残った症例 貨幣状頭痛 -原因は喉の奥?-

 「平成最後の…」という言葉が流行りましたが、3日後には平成最後の正月を迎えます。平成30年の診療も今日が最終日でした。今年も事故もなく鍼灸臨床を続けられたことは大変良かったと思っています。  さて毎年、今年印象に残った症例を書いていますので、今年も一年の締めくくりとして書いてみたいと思います。  頭痛でお悩みの方の中に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成29年 印象に残った症例 「耳が詰まる」耳管狭窄症状

 本日、今年最後の診療日となりました。今年も無事に一年の鍼灸臨床を終えました。今年は12月に入り、2回ほど雪かきをしました。この冬は寒くなるのでしょうか。  毎年1年を振り返り印象に残った症例をしたためていますが、今年も振り返ってみたいと思います。  今年多かった症状として「耳が詰まる」や「音や声がこもる」というのがあり…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成28年 印象に残った症例 -自分の言葉が頭の中でリピートする

 今日で平成28年の診療を無事に終えることができました。毎年、一年の中で印象に残った症例を書いているので、今年も書いてみようと思います。  「自分の頭の中で最後にいった言葉が繰り返されるのでそれを止めて欲しい」とおっしゃって来院された方がいました。詳しくお話しを聞くと、自分の言った最後の文節の言葉が頭の中で何度でも繰り返さ…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成27年 研修生が印象に残った症例

 当院では、4名の鍼灸師が研修に励んでいます。それぞれに、今年の印象に残った症例を聞いてみました。 [A研修生]足の脛(すね)の外側のほてり  片方の足の外側の脛の部分が火照るという訴えで来院された女性の方です。確かに、左右の皮膚の温度を測定すると、火照る側の温度が高いです。  上の写真は、赤色の光を当てて皮膚の温度を…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成27年 印象に残った症例 -低音難聴の耳鳴り-

 今年も今日で、平成27年の診療を無事に終えることができました。  毎年、印象に残った症例を書いているのですが、今年は低音難聴による耳鳴りを書いてみたいと思います。  低音難聴による耳鳴りについては特別な症例ではなく日常的によく診られますが、やはり鍼灸だと効果の出方が早いなと感じます。  印象に残った女性の方は夜間に突然「…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成26年 印象に残った症例その2 - 強い足底感覚麻痺のモートン病 -

 今、中高年の間で密かなブームになっているオートバイ。その趣味が高じて、バイクにまたがり世界一周をされた老紳士が、帰国後に左足の裏が痛く、やがて痺れから感覚がなくなって、困り果てて受診されました。  感覚がないのは、足の裏の中趾から小趾にかけてで、特に趾先の方に感覚がないようです。  前日のブログのとおり腰を動かしたり神経反…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成26年 印象に残った症例 - 強剛母趾の陰に腓骨神経麻痺 -

 今日で今年の診療も無事に終えることができました。多くの方と出会い、ともに病気や苦痛を共感しながら一年を過ごしてきたと思っています。  そうした中で、毎年の年末に「今年一年印象に残った症例」を書いているので、今年も書いてみたいと思います。  足の親指(母趾:「ぼし」といいます)の付け根が腫れて痛い中年男性の方がいました。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成25年 印象に残った症例 -肩甲上神経障害-

 今年も一年、無事に鍼灸臨床を終えることができました。毎年、印象に残った症例を年末に紹介していますが、今年も書いてみたいと思います。  今回の症例は、肩甲骨が痛いといって来院される方で、肩甲骨の筋肉が萎縮(やせ細ること)されている方がたまにいます。  上の写真は、右側の肩甲骨の筋肉がやせている方です。  こうした肩甲骨が痛…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

鍼灸医療+運動療法による内臓リハビリ -平成25年の目標-

 年が明け、今年も団子正月を飾る頃となりました。  めでたいの鯛、芽が出るようにのサイコロ、益々繁盛の枡、、瓢箪から駒、こうした縁起物と一緒に地域によっては願い事を書いた短冊を七夕のように下げるところもあるようです。  今年もこの一年、みなさんが元気で過ごせるよう、願いを込めて玄関に飾りました。  NH…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成24年の印象に残った症例、その2 -大人の滲出性中耳炎とGERD-

 滲出性中耳炎というと、子どもさんの病気と思われがちですが、、大人の方にも診ることがあります。耳の中は耳鏡という器具で覗くことができ、鼓膜の中に水がたまっていると影となり、その具合によってどのぐらい溜まっているかも推察できます。  症状としては子どもさんと同じく難聴がありますが、よく頭を振ると枯れ葉を踏むような音が聞こえるとおっし…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成24年の印象に残った症例 -妊婦さんと脊椎の圧迫骨折-

 平成24年の診療も、昨日無事に終えました。事故もなく、鍼灸臨床できたことに満足感がわきます。  毎年この時期に、年内の印象に残った症例を紹介しているので、今年も書いてみたいと思います。  妊娠中、つわりがひどく食欲がなくなり、栄養不足から骨がもろくなり、ちょっとした転倒などで背骨を圧迫骨折する方を時折診ることがあります…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

COPDの呼吸困難に鍼治療が有効 -鍼治療と運動による呼吸器リハビリの可能性-

 今年の6月11日号の Arch Intern Med に、「COPD(慢性閉塞性肺疾患)患者さんの呼吸困難に鍼治療が有効」という論文が掲載されました(Suzuki M,Arch Intern Med.2012;172:878-86.)。  内容は、日本国内でおこなわれたRCT(プラセボ対照ランダム化比較試験)で、鍼治療群と非鍼治…
トラックバック:0
コメント:1

続きを読むread more

長友耳診針法 -異種金属と耳ツボの組み合わせ-

 前回のブログで耳ツボのことを紹介したので、もう少し。  耳ツボの治療法として思い浮かぶのが、長友耳診針法です。この「長友耳診針法」と言っても、ベテラン鍼灸師でも知る人は少ないです。  簡単にいうと、耳ツボを普及したフランスのノジェ博士と日本の伝説の鍼灸名人の柳谷素霊の一本鍼療法を組み合わせ治療法です。  発案者は、日…
トラックバック:0
コメント:4

続きを読むread more

鍼灸には顔のリフトアップ効果がある -笑顔広がる福島へ-

 東日本大震災による原発事故以来、福島の方は笑顔が少なくなったと感じています。5月5日のこどもの日を迎え、去年より1万5千人以上福島県から子供が減ったと新聞報道がありました。  知り合いの方も、「孫が県外で暮らすようになり、別居することになった」と、寂しそうに話されていました。  明るい話題は多くありませんが、なんとか皆さん…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成23年 印象に残った症例、最終回 -つらかった日々を物語る爪-

 今日は、平成23年最後の診療日でした。通常の臨床以外に、東日本大震災の原発事故から避難された多くの方々を治療した年でもありました。  無機質な大規模避難所に身を寄せ合い、冷たいタイルの上に段ボールをひき、たった1本の歯ブラシをもらうにしても長蛇の列の光景を見ました。着の身着のまま逃げ惑った様子をうかがい知ると、原発事故の悲惨さを…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成23年 印象に残った症例、その3 -Neuralgic Amyotrophy上腕神経弛緩性麻痺-

 たまにですが、風邪を引いて腕が挙がらなくなって治療に来られる方がいます。写真がそうした症状を訴えられた方です。  腕を挙げようとしても、挙がりません。わざと挙げていないのではなく、本当に挙がらないのです。また、喉から頚にかけて痛く、熱もあるようです。  喉を覗くと、腕の挙がらない左側の扁桃腺が赤く腫れています。…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成23年 印象に残った症例、その2 -肝臓の治療いろいろ-

 鍼灸院には、「肝臓の治療をして欲しい」といって来院される方もいます。また、症状の都合で肝臓の治療をする方もいます。  そこで肝臓にまつわる治療について、4つの症例を紹介したいと思います。 1.産後の肝機能障害改善で二人目不妊を解消  肝臓には多くの働きがありますが、その一つにエストロゲン(女性ホルモン)の調節というの…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成23年 印象に残った症例 -関節症性乾癬-

 今年もあと残すこと、10日ほどとなりました。今年は、自分の治療院だけではなく、東日本大震災で避難された方々にボランティアで施術奉仕を郡山市にある大規模コンベンション施設「ビッグパレットふくしま」で3ヶ月ほど休日返上でしました。多くの方と出会い、貴重な体験の場でもありましたが、鍼灸は地域ケアであるということを再認識をしました。  …
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

平成22年 今年を振り返って印象に残った症例 -今後増えると思われる帯状疱疹-

 今日、無事に今年の診療を終えました。今年も多くの疾患を診ました。  一年を振り返り、印象に残った症例として、昨年はリウマチ性多発筋痛症、一昨年は膝の棚障害を紹介しました。今年も印象に残った症例として、帯状疱疹をご紹介したいと思います。  帯状疱疹は幼少の頃、水疱瘡ウイルスに感染し、成人になってもそのウイルスが体内に残り…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

最近診る機会が増えたと思う症例 -アッヘンバッハ症候群-

 あけましておめでとうございます。  今年も、みな様におかれまして、ご健康とご多幸の年であるよう、心からご祈念申し上げます。  去年の暮れ、印象に残った症例としてリウマチ性多発筋痛症をご紹介しましたが、そのほか診る機会が増えたと感じるのに、アッヘンバッハ症候群というのがあります。  このアッヘンバッハ症候群とは、手指に…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

2009年 印象に残った症例 -リウマチ性多発筋痛症-

 今日で、平成21年の診療を終えました。  今年も多くの方を治療させていただきましたが、無事に終わることができたことに感謝とともに安堵感があります。  鍼灸医療は整形外科疾患だけではなく、内科疾患や婦人科疾患など、いろいろな方が治療に来られます。専門科目の治療というよりは、総合診療科という範疇が合います。  そうした意味で…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

ふたつの視点で見る「認知症予防」 -鍼灸師と介護予防運動指導員-

 昨日のブログで紹介しました、介護予防運動指導員養成講座で配布された「介護予防」の教科書です。  箱の中には、3冊の本が入っています。すごい量ですよね。ちなみに、CDも2枚入っています。これを5日間、缶詰状態で勉強します。  中を開くと、学ぶ内容が多岐にわたっていることがわかります。その中の一つに「認知症…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

サイバネティックスの通信理論から見た「経水」と「経筋」の私見

 前回のブログの続きです。  これからは、あくまでも自分が思い込んでいる私見で、開業鍼灸師として感じたサイバネティックスの通信現象についての感想です。  サイバネティックスは、通信を指向性と非指向性の2種類に分けています。一つは、指向性のあるもの。もう一つは、非指向性のものです。  指向性のある通信方法は、たとえば電話…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

『東洋医学見聞録・下巻』と『手根・足跟針』(絶版)

 読書の秋、西田医師の著書『東洋医学見聞録・下巻』のページをめくっていたら、『手根・足跟針』という懐かしい書籍名を見つけました。  今は絶版となってしまいましたが、鍼灸学生だった30年ほど前、購読したことがあります。  書棚から取り出し、表紙をめくると、赤色で下線を引いている箇所があります。当時勉強したのだと、我なが…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

小児科鍼灸臨床の心得を伝えて -鍼灸向学勉強会を開催して-

 鍼灸医療では痛いところへ直接、鍼や灸をすることにより治すという考えではなく、ツボで筋肉をほぐしたり血行を良くしたり、また東洋医学的には気や血の滞りを改善しながら治療を進めていきます。  症状にだけ目を向けて治療を進めていくと、十分な効果を発揮できないことがあります。それは、診断がすぐに治療へ繋がると思い込んでいるからです。 …
トラックバック:1
コメント:4

続きを読むread more

開催予告:「小児科の鍼灸臨床勉強会」

 同じ鍼灸の臨床研修を積んだ鍼灸師の方たちと、鍼灸向学勉強会という組織を作り、ボランティア治療や勉強会などの活動をしています。  当然、鍼灸向学勉強会のメンバーとは目指す方向が同じで、それは家庭医(ホームドクター)的鍼灸師(ホーム鍼灸師)です。  家庭医的鍼灸師になるには、一般の成人疾患のみならず小児科疾患に対しても適切に治療で…
トラックバック:3
コメント:4

続きを読むread more

長命痛(五十肩)の治療の様子

 前回は肩こりの「痃癖(けんぺき)」の話が出たので、今回は五十肩を意味した「長命痛」の治療の模様を、同じく『困学穴法』からその絵をご紹介したいと思います。  上の写真がそうで、見ると“肩髃(けんぐう)”というツボを使っています。ツボの取り方は、腕を挙げて肩関節の中央で凹む部分を見つけるようです。  「長命痛」の…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

肩こりの古語、痃癖(けんぺき)は肓膏兪(こうこうゆ)というツボのこと?

 今週、NHKの『ためしてガッテン』という番組で、ある地方の方言として口内炎を「痃癖(けんぺき)」と呼ぶところがあると紹介されていました。  本来、「痃癖」は肩こりを意味します。  こちらの東北地方でも、「痃癖がつらいので、ハリ治療してほしい」と頼まれることがあります。  「こわい」は、こちらで「疲れた」ことを意味しますが…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

片頭痛(血管性頭痛)に対する鍼灸治療のコツ

[問題130] 頭痛で頭部局所への刺鍼により血管拡張を引き起こし、症状を増悪させる恐れがあるのはどれか。  1.緊張型頭痛  2.片頭痛  3.変形性頸椎症による頭痛  4.眼精疲労による頭痛  これは、第10回はり師、きゅう師国家試験問題です。  鍼灸は血管を拡げ、血行を改善させる働きがあるので、そこに溜ま…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more

片頭痛と「血の道症」

 前回のブログの続きです。  収録されている作品の中に、井上ひさしの『頭痛肩こり樋口一葉』があり、その問答の中に、片頭痛の原因が「血の道」と述べられるご婦人の母親の模様が紹介されています。  問診をされている西洋医師は、その頭痛は片頭痛であるとし、丁寧に話しををされています。こうした穏やかに、かつ適切に接しておられる姿は、学…
トラックバック:0
コメント:0

続きを読むread more